工具経路をプレビュー
計算済みの工具経路のプレビューにより、素材の加工時に実際に生成される様子を確認することができます。3Dプレビューモードでは、異なる素材タイプでジョブを表示したり、加工済みの領域を色付きで表示することもできます。
素材選択
プルダウンリストには、3Dモデルのシェーディングを行う素材タイプが表示されます。
ソリッド色を使用
選択時には、リストの下にあるカラーピッカーから素材の色を選択することができます。
素材を使用
リストの適切な位置をクリックし、既定の素材効果のリストから選択することができます。選択肢には木目、メタル効果、石、プラスチックなどが含まれます。
カスタム素材を追加
リスト自体を使用して、ライブラリに素材を追加することができます。<新規カテゴリ作成...>を使用して、テクスチャを分類するカテゴリ(フォルダー)を追加します。<新規テクスチャ追加...>を使用して、カテゴリの下層にテクスチャを追加します。
または、素材のイメージファイル(JPG、BMP、TIF)やジョブのレンダーに使用するイメージを[アプリケーションデータフォルダー]内のテクスチャフォルダーにコピーすることもできます。アプリケーションデータフォルダーは、ファイル►アプリケーションデータフォルダーメニューを開くコマンドを使用して、プログラム内から開くことができます。
シェーディングテクスチャは、インターネットやクリップアートライブラリのようなソースから取得、またはデジタル写真やスキャンされた写真から独自のものを作成することもできます。良品質の結果を得るには、約1000ピクセルx1000ピクセルのイメージが必要です。ジョブの最長サイドをフィットさせるために、テクスチャイメージはXとYで比例的にスケーリングが行われます。
加工済みの領域の色
素材色
この設定では、上部で定義した素材を使用してプレビューする領域を色付けします。これにより、加工済みの領域の個別素材設定を効果的に無効にすることができます。
共通塗りつぶし色
加工済みの全領域を選択色で色付けします。関連するプルダウンを選択し、デフォルトの色を選択します。いずれかの既定色を選択、またはその他の色...をクリックしてカスタマイズ色を作成することもできます。
工具経路色
このオプションの選択時には、各工具経路に個別の色を割り当てることができます。色選択フォームから[塗りつぶしなし]を選択すると、現行の工具経路は素材色を使用して表示されます。
当該工具経路を塗りつぶす色を選択します。これにより、プレビュー時に工具経路のカービングが行われると、領域にその色が適用されます。個別の色を割り当てると、該当する色の小さな正方形が工具経路リストの名前の隣に表示されます。これは、各工具アイコンの左上に表示されます。
透明度
透明度モードを使用してプレビューのシェーディングを行い、背面からライトがあてられた半透明の素材を表示することができます。最も薄い素材の領域が最も明るく表示され、素材が厚くなるにつれて明るさが減少します。
透明モードはいかなる素材でも利用可能で、すべてのソリッド色を使用することができます。素材の明るさは素材の厚みが0である白色から、最も厚い素材で選択した色が完全に表示されるまで変化します。
透明度の変化は部屋の環境光、透明度の背面のライトの強度、使用する素材のプロパティなど多くの要因で変化します。透明度オプションの隣のスライダーを使用して、最適な値に調整することができます。
次図は明るさのスライダーによる調整の効果を表します。白色の素材が選択されているため、スライダーを左から右に移動すると、高コントラストから背面ライトが未適用であるかのようにはるかに明るく変化します。
工具経路プレビューツール
工具経路をプレビュー
選択した工具経路が素材に切り込む様子を表示します。
シミュレーションのプレビューコントロール
プレビューコントロールは、工具経路のビデオのような再生コントロールを提供します。このモードを使用して、工具移動を順に解析することができます。プレビューコントロールを開始するには、実行、シングルステップ、リトラクトまで実行のいずれかをクリックします。
全ての面をプレビュー
両面環境で作業を行う場合に「両面ビュー」に切り替えずに、両面素材に切り込む計算済みの全工具経路を表示します。このオプションは、単一面での作業時にはグレーアウトされます。
全工具経路プレビュー
計算済みの全工具経路が素材に切り込む様子を表示します。
可視工具経路をプレビュー
表示中の全工具経路をプレビューします。
プレビューをリセット
素材をソリッドブロックに戻します。
プレビューイメージ保存
3DウィンドウのイメージをBMP、PNG、JPG、GIFファイルのいずれかで保存します。